マーフォーク考察　05　■《行き詰まり/Standstill》への疑問

■《行き詰まり/Standstill》への疑問

最近マーフォークを使っててよく思うこと。

「《行き詰まり/Standstill》が弱い…」
「《行き詰まり/Standstill》が腐った…」

みなさんはマーフォークを使っていてそう思ったことは無いだろうか？
逆にマーフォークを相手にして《行き詰まり/Standstill》を
腐らせるのはどれだけ大きいか考えたことがあっただろうか？

本来マーフォークは

クロックパーミッションであり、
土地縛りを得意とし、
部族の打点とシナジーがあり、
島渡りを武器にして青を駆逐する。

そんな万能なデッキのはずだ。

苦手なデッキといえば
「島が無くて渡れない。」
これに尽きる。


そもそも《行き詰まり/Standstill》を初手に活かすのならば
最低条件として《島/Island》1枚以上＋《変わり谷/Mutavault》
または《島/Island》＋土地1枚以上＋《霊気の薬瓶/AEther Vial》
が必要になってくる。

勿論決まってしまえば強いのは重々承知だが、
逆に言えば、決めるには何個もパーツが必要なカード。

マーフォーク本来のフットワークを重くしている気がする。



それならば！


クロックパーミッションであり、
土地縛りを得意とし、
部族の打点とシナジーがあり、
島渡りを武器にして青を駆逐する。

この利点を最大限に活かすカードは無いものか…。

ネタ蒔きさんがセルキーバントのマスターピースに書いてしまったので
二番煎じに見えるかもしれないが…

《広がりゆく海/Spreading Seas》

これを俺はオススメしたい。

このカードならば
得意の土地縛りをさらに向上させ、
本来渡れなかったはずのZooやRock等の
多少大きなクリーチャーがいて殴りにいけなかったデッキにも渡れるようになる、
さらにキャントリップ付き。

少々ドロー力は弱まるが
悪ければ1枚も引けない《行き詰まり/Standstill》よりは
フットワークを軽くして腐ることなく働いてくれる。


マーフォークの常套手段である赤＆白潰し、
これの弱点は《不毛の大地/Wasteland》を警戒して
基本地形に逃げられることである。

《稲妻 /Lightning Bolt》
《火+氷/Fire+Ice》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《炎渦竜巻/Firespout》
ガンであるこの辺りのカードも基本地形が1枚あれば唱えることが出来る。

しかしこれならば
基本地形の《山/Mountain》《平地/Plains》をもつぶすことが出来る。


実際マーフォーク相手に警戒無しに
フェッチランドを起動したり、デュアルランドを出して来る人は中々いない。
その時点で相手の最高の動きを阻害できている。
さらに相手まずは土地を伸ばすために逃げで出してきた基本地形まで潰す。
これがどれだけ相手の動きが阻害できることか。

腐ることが無い上に、上手く嵌ってしまえばとんでもない色＆土地事故に陥ることだろう。


「渡れれば勝てる…」
「あと１パンチなのに…」

本来、《島/Island》を使ってないデッキからすれば
《アトランティスの王/Lord of Atlantis》は放置してもOKなもの。
しかし《島/Island》を一度生み出されてしまったらこれが除去筆頭になってくる。
プレッシャー的な意味でもかなり大きなものを持っている。


そんな素敵カードが

《広がりゆく海/Spreading Seas》

オマケになるが、
３色CTGやBTB、Landstillなどの青のコントロールには
悩むことなく抜くことが出来てサイドボーディングもやりやすい。


「Zooに勝てない…」
「EVAやRockに勝てない…」
「《行き詰まり/Standstill》が弱い…」
「《行き詰まり/Standstill》が腐った…」

なんて思ったマーフォーク使いは
是非とも《広がりゆく海/Spreading Seas》を試していただきたい。


次回「マーフォーク考察　06」は
■クリーチャーの残りの枠について
を書きたいと思ってる。

マーフォーク考察　リンク集
http://fate88rw.diarynote.jp/201004142238301527/