マーフォーク考察 08 ■苦手筆頭Zoo&ゴブリンへの戦い方
2010年6月10日 TCG全般 コメント (3)まとめについて書くつもりだったが、
ゴブリンかZooどちらかには負けたくないのでこれを書く。
最近のメタ状況で、マーフォークが特に苦手とするデッキは
ゴブリンとZooである。
マーフォーク考察 07 ■スロット考察 クリーチャー編 にも書いたように、
《大いなる玻璃紡ぎ、綺羅》か《梅澤の十手》の使用により、
どちらかには多少なりとも戦えることが出来る。
Zooに対してのポイントは以下のとおり
① サイズを上げる為にロードを守る《大いなる玻璃紡ぎ、綺羅》を投入。
② 《もみ消し》と《不毛の大地》を最大限に利用する為にマナ(土地)を確保する。
③ 初手《野生のナカティル》《密林の猿人》等の軽量クリーチャーにより
《行き詰まり》を張る隙が無いので、そのスロットを
島渡り・土地縛り・キャントリップが出来る《広がり行く海》に変更。
大きくは以上3点。
■①について
《大いなる玻璃紡ぎ、綺羅》により、自軍のクリーチャーを守り、
ロードを出しながら個々のサイズを上げていく。
対マーフォーク戦での
《タルモゴイフ》の平均サイズが4/5(土地・インスタント・ソーサリー・クリーチャー)
《聖遺の騎士》の平均サイズは、こちらの動きによりかなり変わるが5/5くらいが基本。
つまりパワー5まで上げることが出来れば、
相手側の大型クリーチャーと同等に戦うことが出来る。
《大いなる玻璃紡ぎ、綺羅》がマナコスト③なので、
《霊気の薬瓶》をスムーズに③にするためと、
すぐにロード修正をつけることが出来、
最後の1発を確実の通すために《マーフォークの君主》を採用。
■②、③について
Zooへの勝ち筋として、土地縛りが大きな一つである。
《もみ消し》でフェッチランドを
《不毛の大地》でデュアルランドを
《広がり行く海》で基本地形を拘束する。
やはり全ての土地を縛ることは出来ないが、
1ターンに動ける回数を制限することにより、
現レガシー環境最強のビートダウンZooに
展開力、打撃力で同等に戦うことが出来る。
Zoo側からすれば、土地縛りを恐れ、
フルタップ時にフェッチランドを切ったり、
基本地形を極力置くプレイングをするのが定石。
わざとらしいくらいに、アンタップ状態の《島》を1枚置いたり、
《不毛の大地》を早々にチラつかせたりすることにより、
相手は定石どおりの戦いをせざるを得ない。
そこに突き刺さる《広がり行く海》はかなり強力である。
ゴブリンについてのポイントは以下のとおり
① 初手の《ゴブリンの従僕》《霊気の薬瓶》を通してはいけない。
② 《梅澤の十手》を最大活用するため、《珊瑚兜の司令官》を採用。
③ 数々の誘発型能力や起動型能力を《もみ消し》で何とかする。
④ 初手《ゴブリンの従僕》《霊気の薬瓶》等により
《行き詰まり》を張る隙が無いので、そのスロットを
島渡り・土地縛り・キャントリップが出来る《広がり行く海》に変更。
■①について
これについては、戦うまでわからないので特に言うことはないが、
日頃より、初手キープ基準を良く考えながらプレイすることが大事。
ANTや青相手に、初戦を落とすとサイド後より若干有利幅が狭まるので、
どうしても落としたくは無い。
現在のメタ状況を考え、初手ハンドを見たときに、
「相手が○○(デッキタイプ)だったときには勝てないな。」
と思うようなハンドが来た時には、
キープするかどうか良く考えて欲しい。
■②について
地上戦では、プロテクション(青)の《ゴブリンの群衆追い》により
戦闘ダメージを与えられなくて《梅澤の十手》が機能しない可能性がある。
しかしゴブリンは空中戦には滅法弱く、
触る方法と言ったら《宝石の手の焼却者》か《包囲攻撃の司令官》で焼くしかない。
その両方に《もみ消し》が刺さるのも強みである。
《梅澤の十手》が機能しだしてしまえば、
五分の盤面であるならほぼ勝ちに持ち込めるだろう。
その時に注意しなければいけないのが
《ブリキ通りの悪党》による破壊と《棘鞭使い》のバウンス。
展開力では向こうのほうが上なので、
一度ペースを握られてしまったらひっくり返すのは難しくなってしまう。
しかしその両方にも《もみ消し》が刺さる。
■③について
マーフォーク考察 06にも書いたが、
ゴブリンの展開力のミソは誘発型能力。
そこを潰すことが出来れば、ワンチャン生み出せるので、
Zooに対しての使い方とは大きく違うが、《もみ消し》は非常に有効。
詳しくは マーフォーク考察 06 ■スロット考察 スペル編 (2010.6.2版)
http://fate88rw.diarynote.jp/201006022054467343/
■④について
これについてはZooと似たような理由。
しかし決定的に違うのは、
チマチマと殴り合いはならず
《ゴブリンの群集追い》で一気に畳み掛けて来るのが基本戦略。
その間、お互い膠着状態になることが多い。
そこを突破できるのが《広がり行く海》による島渡りと、
《珊瑚兜の司令官》による飛行。
除去の少ないゴブリンは、
両方を相手にしていると、片方には手が回らなくなるので
突破の選択肢を増やしておくのは、非常に有効な一手である。
とりあえず以上。
自分自身この両方とは、対戦経験がそこまで多いわけではないので、
若干の偏見と妄想が入っているのは許して欲しい。
次回はまとめを書くつもりだったが、
【マーフォーク考察 09 ■スロット考察 サイドボード編】
に変更する(予定)。
マーフォーク考察 リンク集
http://fate88rw.diarynote.jp/201004142238301527/
コメント
なぜそのカードが使われているのか等、本当に為になりまくります・・・!
綺羅型か十手型か、悩みますね・・・。
サイドボード考えるのが結構好きなので、次回サイド案を超楽しみにしております!
内容に関しましては概ね同意です。
しかし全部実行するには明らかにデッキスロットが足りないんですよね・・
新しく《珊瑚兜の司令官》が出たので
現在は十手型と綺羅型の、構成が大きく変わってきています。
綺羅型はピン除去の多い相手に対して有利に動きますが、
同型戦において不利になるので採用は悩みどころです。
さらにサイドボードに《梅澤の十手》を採用することはありますが、
《大いなる玻璃紡ぎ、綺羅》を採用するのは効く相手、効かない相手が
非常にはっきりしているので難しいところです。
相手がサイドボードより、《霊気の薬瓶》を何とかするのを元々の目的として
《真髄の針》や《クローサの掌握》を入れてくることがので、
《梅澤の十手》が機能不全に陥る可能性があるので、そこも考慮したいです。
>>かにさん
読ませていただきました、
やはり《もみ消し》がキーとなっていると私も思いました。
全部実行するのは色々とアンチシナジーが起きて
デッキ自体が駄目になっていしまうので、
それも考えどころですね。
お互い頑張りましょうw